心の声に耳を澄ませて
こんにちは、保育のおうちの施設長、岡本です。保育のおうちに関心を持ってくださり、ありがとうございます。
前回に引き続き、保育のおうちの保育士による心温まるエッセーをブログでお届けします。第2回はK先生が、「子どもの甘え」について深く考えさせられる絵本を取り上げてくれました。
絵本を題材に、保育士が日々の保育で感じている子どものけなげさと汲み取るべき微妙な心の動きに考えを進めていきます。
🌻 保育士が感じた子どもの健気な「ちょっとだけ」〜絵本『ちょっとだけ』から考える兄弟(姉妹)と愛情の伝え方〜
赤ちゃんが生まれて、お姉ちゃんになった女の子。お母さんが赤ちゃんのお世話で忙しい中「ちょっとだけ」自分で頑張ろうします。
そして最後に、「ちょっとだけ だっこして」と言う場面で、お母さんがやさしく抱きしめてくれます。
この「ちょっとだけ」は本当は”たくさん甘えたい”という本音なんですよね。
『ちょっとだけ』を読むと、保育士としても改めて気づかされます。
「子どもは小さな体で、たくさんの思いやりと頑張りを持っている」ことを。そして、「その頑張りを認めて、抱きしめること」が、何よりの愛情表現であるのかなと思います。
ごきょうだいのいるご家庭も多いと思います。
『ちょっとだけ』を読むことで、
上の子が「愛されている」と感じると、その安心感が下の子への優しさにもつながるきっかけになるのかもしれません。
ぜひ「ちょっとだけ」の時間を親子でゆっくりと過ごしてみてください。
さぁ!私も反抗期に差し掛かっている5年生の長女のことを思いながら、読み返してみたいなと思います。

スタッフ保育士K
絵本が大好き。子育てと保育士としての仕事を両立しながら、虫育てにも取り組んでいます。
施設長より
私たち大人が子どもの小さな変化や成長の努力を見逃さないこと。安心感と愛情は、子どもが優しさをもって成長するための何よりの栄養ですものね。
お忙しい中でも、今一度、「ちょっとだけ」の時間を親子でゆっくりと過ごしてみてはいかがでしょうか。お子様の「無言の頑張り」に気づき、愛情を再確認するきっかけとなることでしょう。


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