秋の歌『どんぐりころころ』
秋の定番ソングといえば、『どんぐりころころ』。 この秋は、どんぐり制作をしたり、楽器を鳴らしたりしながら、子どもたちとこの歌を口ずさんで楽しんでいます。
ある日、お庭で男の子がどんぐりで遊んでいました。 砂場で作ったご馳走に飾り付けたり、一列に並べたり……。 遊んでいると、お皿からどんぐりが「コロッ」と転がりました。 すかさず、「あ、どんぐり転がったね!」と顔を見合わせて笑い合い、自然と『どんぐりころころ』を歌い始めました。
「もっと転がしてみよう!」と坂道を作って実際に転がしてみると、 「はやい! はやい!」と大興奮。 「本当に歌みたいにころころ転がるんだね!」 「池にはまったら、どじょうさん出てくるかな?」 「お友達になれるかな?」
歌の歌詞と、目の前の出来事を照らし合わせながら、会話がどんどん弾みます。 これは、歌の中の言葉と、現実の体験が結びつく、とても貴重な時間です。

スタッフ保育士M
3人の子育て、保育、ベビーマッサージ、ベビーフォト撮影と、様々なジャンルで活躍中。
施設長より
偶然の「コロッ」という出来事から、坂道作りや「どじょうさん」への想像へと遊びが広がっていく様子が素晴らしいですね。
子どもたちは遊びの天才ですが、そこに保育士が歌を添えることで、遊びが「実験」や「物語」に変わります。
どんぐり一つから広がる無限の世界。秋の自然は最高の教材ですね。


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