先日、お預かりの2歳の女の子と公園へ出かけた時のことです。 私(M)が『とんぼのめがね』を歌っていると、ちょうど本物のとんぼが飛んできました。すると女の子は、小さな手でめがねを作って、じっととんぼを観察し始めたのです。
「あのとんぼは、何色めがねかな?」 「飛ぶのが速いね!」 そんなやりとりを楽しみながら、女の子の目はキラキラしていました。
歌の中のイメージと実際の体験がつながったことで、「あっ!これがとんぼなんだ!」という気づきや発見があったようです。
このように、歌や言葉と実際の物や体験が結びつく瞬間は、ことばの理解が深まる大切な学びの機会になります。自分の身体を使って表現することで、感じたことを自分なりに理解しようとする力や、観察力も育っていきます。

スタッフ保育士M
3人の子育て、保育、ベビーマッサージ、ベビーフォト撮影と、様々なジャンルで活躍中。
施設長より
歌という「イメージの世界」と、目の前の「現実」が結びついた瞬間の、こどもの感動が伝わってきますね。
私たち大人が何気なく見ている景色も、保育士の言葉かけや歌が加わることで、子どもたちにとっては「生きた学びの場」へと変わります。
「知っている」が「わかる」に変わる瞬間を、これからも大切に見守っていきたいと思います。



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