保育のおうちの保育理念について

わたしたちの保育

 保育のおうちでは5つの保育理念を掲げております

  • 個々の保育
  • 感性が伸びる保育
  • つながる保育
  • 家庭的な保育
  • 保護者支援の保育

 これらは、今までの保育のあり方の中で保育をしてきた保育士達が、現在の世の中に一体どんな保育が必要なのだろう?と日々考えまとめた保育理念です。

 家庭の環境、子どもたちの環境、地球の環境、社会の在り方、子どもたちの本来の姿などが現在ではとても多様化してきていると思います。

 社会の変化とともに子どもたちや保護者様の悩み、成長過程、家庭の在り方などの困りごとをひしひしと感じておりました。これはもう、新たなステージを創り子どもたちや、保護者様へピンポイントで寄り添える保育の在り方を創っていく時なのでは?と強く思いました。個人でベビーシッターと保育園への勤務を務めながらたくさんの方の声に耳を傾けて来ました。

 では、いったいどのような保育が必要とされているのでしょう。

 保育園など施設への勤務中は、集団保育の在り方について考えさせられることが多々ありました。

 集団保育を認めないわけではありません、むしろ子どもたちが成長していくのにとっても大切な場所だと思っております。ただ、その中でも、個々の成長、個々の気持ちに、もっと寄り添ったり、聞き入れたりすることも大切なのではと感じ「個々の保育」と掲げました。

 一つ目の理念の誕生でした。

 さらに、踏み込んだ保育をと思い日々の保育と向き合っていると、子どもたちにとってどんな大人と関わるのかで幼少期の過ごし方が変わってくるのでは?と思い始めました。感性もその一つどんな感性の大人と関わるのかで子どもの感性の育ち方が変わってきます。豊かな感性を願うならば、豊かに過ごしている大人との関わりを創ってあげることが大切です。イライラ、理不尽、反応が薄いそんな大人との関わりでは感性が育たないのではないでしょうか?

 感性が育つ幼少期の大人との関わりは大切なのです「感性の保育」を改めて大切だと確信をした瞬間ですね。

 さて、現在の世の中はどのような状態なのでしょう。コロナ禍、地域の交流、マンション住まい、核家族、県外からの移住、さまざまな理由で家庭の在り方が変わってきていると思います。一度切れてしまったつながりは、誰かが結び繋げないとつながりが持てないと思っております。良かれと思い環境を整えてみたものの子育てにとっては孤独な環境だったと感じている方もいらっしゃると思います。持ち物があるだけで人とのつながりがないと子育ては苦しいものとなってしまします。また近年人とのつながりが苦手意識として高い方もいらっしゃいます。様々な方がいらっしゃるとしっかりと受け止めて信頼できる人とのつながりが新たな社会を創っていくのではないかと感じ「つながる保育」を掲げております。

 手作り弁当が家庭の味、家庭的と聞くと皆様はどんなイメージが湧きますか?

 手作り弁当が家庭の味世と幼少のころを思い出して伝えてくださる方がいらっしゃいました。家庭的とは、世代ごとでのイメージが異なる環境になってきているのではないでしょうか?世代間ギャップは人間社会の中で歴史がとってもとっても長い問題です。エジプトのピラミッドの壁画にも書かれていたとか、今に始まったことではないのでしょう。ではお互いどのようにして寄り添うのか、それぞれの家庭をどのように創っていくのか、そんなことを一緒に考えて家庭を創って子育てをしていけるように「家庭的な保育」を心がけております。

 そしてこれからの保育の在り方を一緒に考えていく保育士の仲間や、現在子育て中の皆様の状況を知り未来へと向かっていく子どもたちのためにも、保育の在り方を考えて行けるようにしていきたいのです。

 共働き世帯、多胎児世帯、専業主婦の世帯、どんな世帯でも子育ては1人ではやれません、1人で頑張っていても親が体調を崩す時、兄弟、姉妹を一人ひとり関わってあげたい時、家族との時間ではなく、自分の時間を作る時、保護者様一人ひとりの想いと立場と自分の人生の在り方、向き合い方そんな時、安心して自分の代わりをお願いできる信頼関係が必要なのではないのでしょうか?そんな寄り添える保育を「保護者支援の保育」と掲げてお届けしております。

 これらの理念を掲げながら、日本が掲げている保育所保育指針、幼稚園教育要領の中から、保育のおうちのスタッフすべてが納得いく、これは今の世の中に必要だと思う部分をしっかりと共有して保育のおうちを創り上げております。

 保育とは、子供が信頼する人に愛されて、心身を守られて、安心して過ごせること。

 保育士とは、その子がその子らしく成長していく過程を支援する専門家。

 特にこの2つはしっかりと胸に刻み日々の保育と向き合っております。

 私は、日本が創った保育所保育指針、幼稚園教育要領、幼保連携型認定子ども園教育・保育要領の内容や、子供たちが育ってほしい10の姿などこのような指針がある国で保育ができることを誇りに思うと同時に、感謝の気持ちがあふれてきます。

 目指す姿をしっかりと示して現在の保育の在り方へとつなげていけるように、また、世の中が、社会の在り方が変わっていく中でしなやかに柔軟に変化を受けとめて「保育のおうち」を皆様へお届けできるように日々精進してまいります。

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